To Live, To Taste, To Feel
食べることが大好きです。
料理をすることも同じくらい大好きです。
気分のいい休日の夕方は、キッチンを小さなビストロに変えて、
ワインを開け、前菜には季節のサラダ、メインにはハーブを効かせたチキンや魚料理を。
香ばしいガーリックとオリーブオイルの香りがキッチンに広がると、
それだけで幸せな気分になります。
ワインを飲みながら料理を味わう時間は、まさに至福のひととき。
だけど、ひとりでは料理をする気にならなくて。
「美味しいね」とワインを飲みながら笑い合える相手がいること——
それこそが、私の暮らしをより豊かに、美味しくしてくれるスパイスなのだと思います。
2年ほど前に、ふと「魂とは何か」を考えたことがありました。
そのときに気づいたのは、
肉体があるからこそ楽しめることがたくさんある、ということ。
中でも「食べること」は、私にとって生きる喜びそのものだと思ったんですね。
美味しいものを食べて、ワインを飲んで、
大切な人と時間を過ごす。
それは、魂だけでは決して感じられない「生きる歓び」ではないでしょうか。
もしいつか、私が魂だけの存在になってしまったら、
きっと「あの料理をもう一度食べたいな」
「あの人と一緒にワインを飲みたいな」と思うでしょう。
だから私は、生きている間に「食べること」を思いきり楽しむことにしました。
美味しい料理とワインを味わう、この時間を。
だからかな、
旅先でも、やっぱり食べることが最優先。
異国の風を顔に感じながら、ワインを飲んで地元料理に舌鼓を打つ。
それが私にとっての幸せであり、
「生きている」と実感できる瞬間なのです。
Moments That Taste Like Life
